【10リスト】MY FIRST STORY、一生聴き続けられる名曲10はこれだ!

【10リスト】MY FIRST STORY、一生聴き続けられる名曲10はこれだ!
結成以降インディーズでの活動を貫きながら、さいたまスーパーアリーナなどでの大規模なワンマンライブを成功させているMY FIRST STORY。彼らは常に自分たちの意志で道を選択し、その時のリアルな気持ちを音楽に刻んできた。Hiro(Vo)の抱えた孤独やジレンマといった宿命を背負い、自身を奮い立たせる闘いのアンセムを生み出した初期。そこから次々と夢を現実にしていく中でも現状に甘えず、ロックバンドという枠組みを超えた挑戦を重ね、どんどん新しい表現力を手に入れている。その節目を彩ってきた多彩な10曲から、進化し続ける彼らのドラマチックな歩みを感じてほしい。(後藤寛子)


①Second Limit

デビュー作にして、堂々セルフタイトルを冠したアルバム『MY FIRST STORY』のリード曲。初めてMVが制作された曲でもあり、特に初期はライブやフェスでの定番曲だったので、この曲で彼らと出会った人も多いのではないだろうか。ドラマチックなオープニングからヘヴィなバンドサウンドになだれ込み、ブレイクを挟んで突入するキャッチーなサビなど、緩急ある展開はすでに完成度が高い。当時17歳のHiroはシャウトからハイトーンのクリアなメロディまで歌いこなす歌唱力を見せつけ、《Don’t miss it!!》と挑戦的に叫んで締めくくるところに、ここから始まる快進撃を自ら予言するかのような自信が滲む。

②不可逆リプレイス

3rdシングルであり、今なおライブで起爆剤となるMY FIRST STORY屈指のアンセム。《Wake in Loneliness!! Loneliness!!》という悲痛な歌声で始まり、Hiroが抱える孤独と葛藤、そして燃え上がる反骨心がアグレッシブなサウンドに乗って全方位に放出される名曲だ。《絶対的「僕」の存在は/形を変え今響き渡る》、《Kill my Weakness!! Weakness!!/必ず 越えて 泣いて 去って》と、自分自身の弱さを乗り越えて闘い続ける決意を刻んだ歌詞がライブでシンガロングされ、そのパワーがオーディエンスに伝播していくさまはいつ観ても圧巻。

③虚言NEUROSE

3rdアルバムのタイトル曲である「いつわりノイローゼ」。ネガティブな印象の造語が示すのは、「自分自身はいったい何者なのか?」という、MY FIRST STORYの核ともいえる命題だ。いわゆるラウドロックシーンが盛り上がりを見せる中で、その実力と注目度の高さから勢いに乗っているように見られていた彼らが《今「誰」が「僕」を名乗ってんの?/もう「ドレ」も「コレ」も同じだった》と歌うリアルさが切実に突き刺さる。“不可逆リプレイス”もそうだが、MY FIRST STORYの名曲にはイントロもなくHiroの歌で始まる構成が多い。それだけ前のめりな、叫ばずにはいられない想いが込められているのだ。

④Home

バンドの目標として掲げてきた日本武道館ライブを見据えてリリースされた4thアルバム『ANTITHESE』は、結成当初からブレない反骨心が結晶した名盤だ。その終盤に収録された“Home“は、タイトルどおりHiroが家族への想いを赤裸々に綴った衝撃の1曲。《この夢が叶うまでは迷わずに進んで行くと決めたから/あの人に あの人達に/この声が届くまでは抱えずに呼び続けるの》――これは、秘めてきたジレンマを音楽で表現することを選んだHiroの大きな転機であり、その覚悟をオーディエンスが受け取った瞬間でもある。運命のステージとなった武道館ライブのフィナーレを飾ったのもこの楽曲だった。

⑤終焉レクイエム

武道館を終えてもなお刺激を求める彼らが、完全無告知でリリースしたミニアルバム『ALL SECRET TRACKS』。バンドの新しい側面をフィーチャーした今作の中でもひときわ異彩を放つのが、壮大なストリングスアレンジを取り入れた“終焉レクイエム”だ。より強くなったバンドサウンドと迫力のストリングスがバトルを繰り広げる緊張感、その中心で響き渡るHiroの歌声の存在感は必聴。ロックバンドという枠を超えてステップアップしていこうとする彼らを象徴している。リリース後には、幕張メッセでフルオーケストラを従えた「THE PREMIUM SYMPHONY」というライブも開催して大成功を収めた。

⑥ACCIDENT

他ジャンルのイベントや、あいみょんやSALUなど多彩なゲストを迎えたツアー、オーケストラアレンジのアルバム『THE PREMIUM SYMPHONY』などを経て、ますます自由な表現力を手にした彼らがリリースしたシングル曲。BPM遅めのリズム、後ノリのグルーヴ、《Oh Oh Oh》という抜けのいいファルセットのサビなどなど、一聴しただけではっきりとモードチェンジが窺える。R&BテイストなHiroのボーカリゼーションも新しい。攻撃や反抗のツールとしてではなく、バンドの音を楽しみながら生み出されたようなスタイルで、MY FIRST STORYの新しい扉を開いた1曲だ。

⑦2 FACE

ロックバンドとしては珍しい女性ボーカルとのコラボは、MY FIRST STORYの武器のひとつ。アルバム『S・S・S』収録の“2 FACE”では、BiSHのアイナ・ジ・エンドを迎えている。いきなりHiroのシャウトが炸裂するゴリゴリのミクスチャーロックに、心の痛みを訴えるアイナの語りが挿入され、単なるヘヴィさだけではないダークでヒリついた世界観が展開。ふたりがユニゾンで歌うパートの鬼気迫る迫力も凄まじい。他ジャンルからの刺激で自分たちの表現を活性化させながら、BiSHでは見られないアイナの表情も見事に引き出してみせた。

⑧レイメイ

発表された時は誰しもが驚いたに違いない、さユりとのコラボシングル。ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018のステージでサプライズ初披露された時のインパクトを今も覚えているが、ふたりのハイトーンボイスがスリリングに絡み合うさまに耳を奪われた。孤独や自己実現といった内なる葛藤を歌い続けてきたHiroとさユりだからこその共鳴が深く胸を打つ。同時に、アニメ『ゴールデンカムイ』のOP曲として、もともとHiroもファンだったという作品の世界観とも共鳴し、深いドラマを描くことに成功している。アニメやゲームとのタイアップからの刺激もまた、近年のMY FIRST STORYに欠かせないキーワードだ。

⑨証

さまざまな挑戦を柔軟に取り込み、進化したMY FIRST SORYの世界が広がっているアルバム『V』の中でも、もっとも驚きを持って聴かれる1曲ではないだろうか。明るいピアノとハンドクラップで幕を開け、跳ねるリズムが軽快なポップソング。シンプルなタイトルも、どこまでもポップに開かれたメロディも、Hiroの歌い方も、どこか肩の力が抜けたような自由さに満ちている。《もう いいだろ?もう いいよな?/「きっと 僕らなら…」》、《果てしない闇の向こう側に 広がる世界があるから/自分の名も無き物語を 必ず その手で…》と、いつになく肯定的な歌詞にも注目。

⑩アンダードッグ feat.JESSE (The BONEZ / RIZE)

女性ボーカルとのコラボやポップな側面など、新しい挑戦だけがMY FIRST STORYではない。『V』収録のこの楽曲では、彼らのルーツであり、シーンの大先輩・JESSE(The BONEZRIZE )と堂々たる競演を果たしている。00年代ミクスチャーをしっかりリスペクトしたスクラッチやギターリフなどのアレンジ、気合い漲るラウドな音像に、MY FIRST STORYらしい力強いメロディが完全に共存。ラウドロック魂と《いつか越えてみせる》という反骨心は、決して消えずに彼らの軸であり続けているのだと確信できる。

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