ブラック・サバス:暗黒ロックの王者 ―― ロック史に並びなき刻印を遺したサバスの本質とは? オジー・オズボーンが1975年に語り尽くした画期的インタビュー!

ブラック・サバス:暗黒ロックの王者 ―― ロック史に並びなき刻印を遺したサバスの本質とは?  オジー・オズボーンが1975年に語り尽くした画期的インタビュー! - rockin'on 2024年5月号 中面rockin'on 2024年5月号 中面

現在発売中のロッキング・オン5月号では、ブラック・サバスオジーオズボーンのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「惨めな気分になってる時にブラック・サバスを聴けば、自分たちの思いをこのバンドはわかってるって気付くはずだ。
自分たちが繋がれるものをこの世で見つけられるんだ」


ブラック・サバスの新アルバム『サボタージュ』に収録されたオジー・オズボーンの歌に、“発狂(Am I Going Insane?)”というタイトルが付いているのは単なる偶然ではない。自分の歌は全て自分自身のことだと明言するオジーは、他の多くの人間がすでに答えを出していることに疑問を呈している。

私たちの前に立つその男は、まさに栄光に包まれた輝けるロックスターだ。オジー・オズボーン。もつれてくしゃくしゃの長髪、革のタッセルのついたシャツ、必需品のビーズにメタルの十字架、そしてもちろんデニムジーンズ。彼は今、ちょうどバーミンガムからロンドンのスイス・コテージ・ホリデイ・インに到着したところである。

今回、ブラック・サバス協同組合(現在バンドはマネージメントを自分たちで行い、全てバンド内で協議して決めているがゆえの比喩として)は、オジーがインタビューを受けるべしとミーティングで決めた。そして彼は、まさに今、この役目をやり遂げようとしている。

そしてサバス協同組合(「協同組合ってなんだ?」とオジーは無邪気に尋ねてきた)は、税金問題のためイギリスを離れざるを得ないという辛い結論に達したばかりなのだ。

「イギリスを出なきゃならないのは、俺にしたらすごく悲しいことなんだ」と彼は嘆く。「だけど、今のこの国の経済政策のせいで、俺たちは逃げるしかないんだよ。こんな税金制度じゃバンドの活動なんかまともにできやしない、だから俺たちも他のみんなの後に続いて、あばよってなるしかないじゃないか。
 俺はそうなるのを避けようとギリギリまで頑張ってきたんだ。だけどやっぱり馬鹿らしいだろ、ほんと信じられないじゃないか。ちょっと残念だね、この国の政府だかお偉いさんだか、こういうことを決めてる奴らは自分たちを恥ずかしいと思うべきだ。このちっちゃな島国からどれだけの才能が生まれてるか見てみろってんだ、これは俺の自画自賛じゃない、ほんと誇るべきなんだ。なのにその才能ある奴らをすっかり追い出そうとしてる。ほんと、ビョーキだぜ……」
(以下、本誌記事へ続く)



ブラック・サバスの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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