レッド・ツェッペリンのロバート・プラント、ツェッペリン未発表音源を発掘したと語る

レッド・ツェッペリンのロバート・プラント、ツェッペリン未発表音源を発掘したと語る

レッド・ツェッペリンのロバート・プラントはツェッペリンのボツになっていたデモ・テープを発掘していく内に、世に公表するだけの未発表テープを発見したとしている。なかにはジョン・ポール・ジョーンズがヴォーカルをとっている音源もあって、ジョン・ポールがこれの発表を拒んでいるという。

BBCのデジタル・ラジオ局、BBc 6の取材を受けたロバートは「最近、4分の1インチ・テープのリールを発掘したんだよ。とっても、とても、面白い内容になっていて、近いうちに公になると思うよ」とこの音源について語っている。音源はどうやらジミー・ペイジが監修しているレッド・ツェッペリンの全アルバムの再発ボックス・セット・プロジェクトに含まれるようで、来年のリリースが予定されているという。ロバートは「隠された原石。まさにそういうもんだし、これこそ僕たちのバンド名にもふさわしいよね」と音源について語っている。

なお、音源についてロバートは「ジミーと打ち合わせもしたんだよ。テープに焼きを入れて(=蘇生処理を施して)一緒に聴いたんだ」と語っているが、音源の中にはジョン・ポール・ジョーンズが1〜2曲リード・ヴォーカルをとっているトラックがあって、「これをどうしても使いたいんだけど、ジョンはこれまでのところ、僕が音源を放棄する代わりに車2台と温室施設を譲ると言ってきてるんだよ」と説明している。

さらにロバートは「ジョン、君が君のオペラとともにどこにいるのかは知らないけど、世界中で君の歌が流されるのが待ちきれないだろう? ♪ラララララ~」とおどけてみせている。なお、ロバートは今年に入ってから、ようやくレッド・ツェッペリンとして活動する気になってきたと表明していたが、ジョンはこれに対して2014年いっぱいまではオペラの仕事がずっと入っているから今さらそんなことを言っても無理だとロバートの発言を一蹴するような発言をしていた。

また、ジョンは1977年のレッド・ツェッペリンのツアーでは『Ⅳ』の“限りなき戦い”でサンディ・デニーが歌ったヴォーカルを担当して、器楽演奏とアレンジの天才も歌だけはだめだとクソミソにこきおろされた経緯があるだけに、自分のヴォーカルが公開されることに対してナーヴァスになっているのかもしれないと『ザ・ガーディアン』紙は伝えている。
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする