【JAPAN最新号】あいみょん、再びみんなで歌い、笑いあった「マジカル・バスルーム」ツアー、そのセミファイナル公演をレポート!

【JAPAN最新号】あいみょん、再びみんなで歌い、笑いあった「マジカル・バスルーム」ツアー、そのセミファイナル公演をレポート!

今年4月にスタートした『マジカル・バスルーム』ツアーは、「Additional Show」(追加公演)を含め全国40公演で、あいみょん史上最大公演数を記録した。その「Additional Show」のセミファイナル、東京ガーデンシアターでの2日目の公演を観た。あいみょんの歌の存在の大きさ、懐の深さ、あたたかさを実感させられる夜だった。今年になってライブ会場での観客の声出しが解禁になったということもあって、客席で生まれるあたたかなバイブス、その熱量はよりダイレクトにステージ上のあいみょんに届き、その熱を受け取ったあいみょんの歌はさらに温度を上げていく。そんな、「ライブ」というものの本質的なあり方を存分に堪能できるステージだった。それがとても自然体で、もはや「盟友」と呼ぶにふさわしいバンドメンバーたちとのリレーションも抜群。そこで響き合う音楽の良さをプレイヤーもオーディエンスもリラックスして楽しむ、そんな夜でもあった。際立ったのはまさに「歌の良さ」。あいみょんの歌の成熟はもちろん、なんというか、人間としてのやわらかさ、ナチュラルなおおらかさ、佇まい、すごく端的に言えばオーラのようなものがどんどん豊かに色濃くなっているのを感じたのだ。近年コロナ禍で思うようにライブができなかったことも、ライブ活動が再始動しても客席とのコミュニケーションには心を砕いたことも、それでも甲子園球場を埋め尽くした満員のファンを前に、文字通り単独で最高の弾き語りライブを披露したことも、そのすべての日々が、今のあいみょんの歌声に、演奏に、そのパフォーマンスにつながっている。だからこそ今回のライブには「これぞ」と思える瞬間が何度もあり、帰り道に頭に浮かんでいたのは純粋に「幸福」という2文字だった。思い返しても笑顔になるような最高にハッピーなライブ。(以下、本誌記事に続く)

文=杉浦美恵 撮影=永峰拓也
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年1月号より抜粋)


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