マウント・キンビー:ポストダブステップのその先は、インディロックだった!? 新体制での新作『ザ・サンセット・ヴァイオレント』を語る

マウント・キンビー:ポストダブステップのその先は、インディロックだった!?  新体制での新作『ザ・サンセット・ヴァイオレント』を語る - rockin'on 2024年5月号 中面rockin'on 2024年5月号 中面

現在発売中のロッキング・オン5月号では、マウント・キンビーのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「ふたりとも常に前進したいという欲求が強いし、新しいプロジェクトを始めるたびに、それまでとは少し違うことをやりたいと思っている。
何かを打破する必要性を感じたことはなくて。
常にオープンで革新的でありたいと思っているんだよ」


●新作『ザ・サンセット〜』を聴かせてもらいました。それぞれのプロジェクトに分かれていたカイとドムを中心に、アンドレア・バレンシー・ベアーンとマーク・ペルがグループの正式メンバーに加わったことで、大河のように新しい音楽の風景が生まれていることに感銘を受けました。

カイ・カンポス
「まずその感想がいいな。マークとアンドレアは『ラブ・ワット・サバイブス』から一緒にやっていて、だから2017年だね。おそらく、今まで作ったものの中で一番精力的にツアーをしたアルバムだったんだよ。ふたりは僕らのサウンドにとって非常に重要な存在となっていた。それぞれの責任だったり役割だったり、バンドごとの独自の設定があるわけだけど、僕らの場合は2017年からそれほど変わっていない。初期の段階では僕とドムがアイデア出しをするしね。今回はスタジオでマークやアンドレアと一緒に完成させたというだけではなく、この4人のバンドとしての経験が反映されていて、ふたりの特徴も感じられるレコーディングになっていると嬉しいよ」

●カリフォルニアのユッカ・バレーでは、メンバーが実際に集まって制作していたのですか?

カイ「いや、それは僕とドムだけ。もう一度音楽を作ることについて考え始めたというか。自分たちが興味を持って進みたいと思える方向性を見つけられたし、本当にいい曲をたくさん書くことができて。たくさんのアイデアを抱えてロンドンに戻り、実際その大部分がこのアルバムに活かされた。ただしユッカ・バレーでの曲の完成度は3割程度で、出発点としてアイデアを持ち帰ったという感じだったね」

ドム・メイカー
「ユッカ・バレーでは、泊まっていたのがごくごく普通の新しめの家――明らかにエアビー(Airbnb:貸物件を主にしているサービス)目的で建てたって感じで。それぞれに小さな個室があって、そこに自分の機材をセッティングして、それぞれの部屋の窓からは砂漠が見えていた。その風景が本当に奇妙で、何と言うか月にいるみたいで、地球っぽくなくて。1日の大半をエアコンの効いた小さな冷蔵庫みたいな屋内で過ごすしかなく、ひたすら外の砂漠を眺めてさ。空は驚くほど澄んでいて雲もほとんどなく、星がものすごく綺麗で、本当に平和なんだけど、暑さは容赦なくて。振り返ってみると、滞在当時に僕たちが思っていたよりも強烈だったんだと思う……」
(以下、本誌記事へ続く)



マウント・キンビーの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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