Mr.FanTastiCが鳴らす、超弩級のロックアンセム──新曲“晴れたらいいな”“Ahead”に感じる変化と絆

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YouTubeの登録者数117万人を超える歌い手メガテラ・ゼロ率いるロックバンド、Mr.FanTastiC
暴力的なまでにリスナーの脳髄を揺さぶるメガテラの圧倒的歌唱力と、超絶技巧で彼の歌唱を支えるというよりは互いに殴り合いをしているような演奏隊のアンサンブルが絡み合った強力なロックナンバーを次々と生み出し、デビュー曲"絶走”で走り出した彼らの足は絶えず動き続けている。

そんな「MR.BIGより凄いバンドを目指す」という思いが込められたバンド名を背負い邁進し続けるMr.FanTastiCから、2024年初となる新曲が2曲同時に届けられた。


"晴れたらいいな”は、平凡な日々から小さな幸せを掴むための力を与えてくる疾走感のあるライブアンセム。願いの歌でありながらそこには揺るがない確信が刻まれていて、《明日「晴れたらいいな」って》《明日晴れたらいいな》とサビで繰り返されるささやかな願いは、一切の雨粒を弾き飛ばしてしまうほどに力強く希望の光にみちみちている。
願いの歌でありながら一筋の陰りもなく、《明日晴れ》たらそれだけで人生は素晴らしいものになるし、今《晴れ》てなくてもそう強く願って生きることそれ自体が力となりうるのだというある種の潔さと真の強さが歌われる。

一方、”Ahead”はイントロの数秒でピリピリと空気がひりつくような気配を感じさせる。生粋のライブバンドである彼らが、間違いなくスタジアムロックとして壮大に鳴り響かせることを想定して作られた1曲だ。
高音と低音、歌とリズム、音と言葉、日本語と英語……そのすべてが絶妙なバランスで組み立てられていて、決して力技ではなく心の奥底に眠る第六感を呼び覚まそうとするような、魂に触れようと手を伸ばすような気概がひしひしと伝わってくる。

デビューシングル“絶走”と同時リリースの1stアルバム『START DASH TURBO』でキャリアをスタートさせてから、「ついてこいよ」と言わんばかりに一切歩みを緩めず爆走してきた彼らに振り落とされないよう必死に追いかけていた我々リスナーに、今では「共に走ろう」と手を差し伸べてくれている。
この2曲からはそんな絆さえも感じてしまい、彼らの音が指し示す「その先」を見届けたいと改めて思った。(橋本創)


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