ねぐせ。らしさを再定義した新曲"めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界を愛して!”が示す新世代の「ラブ&ピース」

ねぐせ。らしさを再定義した新曲"めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界を愛して!”が示す新世代の「ラブ&ピース」 - 『めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界を愛して!』3月20日配信『めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界を愛して!』3月20日配信
《Hot!Good!わーるど!Yeah!Yeah!》

これはねぐせ。の新曲"めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界を愛して!”の冒頭で叫ばれる言葉だが、たった4つの言葉だけで自身の音楽性を120%示すという青春パンク的な力技を、一切の押し付けなくやってのけるのが今のねぐせ。だ。

ねぐせ。の代名詞的ソング"グッドな音楽を”で歌われる《ホットでグッドな音楽を》という、もはや彼らにとってのアイデンティティとも言えるこのフレーズは自分自身を愛するための魔法の言葉だったが、今度はそれを《世界》に向けてみて?と歌うのだ。
まさしく「ラブ&ピース」である。

1stアルバム『ファンタジーな祝日を!!!』を経たあとの1作目として、彼らが持つ魅力を「らしさ」に全振りしたような一曲で、新たな代名詞となることは間違いない。ライブアンセムとしても十二分なパワーを発揮するだろう。

そして何より、りょたちが音楽に注ぐアティチュードが明確に変化していることがタイトルと歌詞にくっきり滲んでいる。
というのは、これまでは”グッドな音楽を”しかり"愛してみてよ減るもんじゃないし”しかり、言葉の先にいる誰かに向けて確実に投げられてはいるのだが、あくまでそれを拾うかどうかはあなたたちにお任せしますよ、というスタンスだったように思う。

それが、直近の新曲"あの娘の胸に飛びこんで!”でリスナーの片腕をぐいっと引っ張り連れ出すような力強さを持ったかと思えば、今作では明確に我々の前に立って、両手を掴んで、訴えかけてくるのだ。

《めちゃくちゃ好きな人を愛すように世界愛して!》

だって、そのほうがみんな幸せでしょ?と言わんばかりに。
我々の頭の中で構築されつつあるねぐせ。像を一切裏切らずに最大化することに成功した名曲だと思う。(橋本創)


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