サウスロンドンのダークヒーロー、ファット・ホワイト・ファミリーにインタビュー! アナーキーな姿勢と幅広い音楽性が更に進化した、彼らの最新アルバムに迫る

サウスロンドンのダークヒーロー、ファット・ホワイト・ファミリーにインタビュー! アナーキーな姿勢と幅広い音楽性が更に進化した、彼らの最新アルバムに迫る - pic by Louise Masonpic by Louise Mason

ナチスや児童愛好者といったタブーを歌い、ライブは悪名高いカオス、メンバーはドラッグ中毒を公言――10年代にパンクの非順応スピリットの怪気炎を上げ、賛否両論を醸し続ける異端児:ファット・ホワイト・ファミリー。そのオリジナル創立メンバーにしてボーカルのリアス・サウディにロッキング・オン5月号で取材しさせていただきました。

ねじれたフォーク、キッチュにダンサブルなFWF流ポップ、ニック・ケイヴばりのバラードetc.、音楽的な幅を更に広げた4th『フォーギブネス・イズ・ユアーズ』はこれまで以上にアクセスしやすい。

しかしMVを観れば、グロテスクにただれ、堕落した世界観は健在。興味津々で取材に臨んだが、いやー、リアスは本当に頭の切れる、痛快に弁の立つ人だった。

FWFのことを「果てしなく続く、自己継続的で自己増殖型の間違い」とバッサリ客観的に評する彼の冷徹明晰な知性/視点があるからこそ、FWFは世界を虚飾なしに映し出す「鏡」になる――露悪バンドと誤解されがちだが、この声は貴重だ。新作を機に、より多くの人が彼らの音に触れてくれることを祈る。(坂本麻里子)


ファット・ホワイト・ファミリーのインタビューが掲載されるロッキング・オン5月号

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