ヤングスキニーのことをちゃんと知らないあなたにこそ聴いてほしい“精神ロック”。その曲も収録されたEP『不器用な私だから』について、かやゆーがいつになくまっすぐな目で語ってくれました

ヤングスキニーのことをちゃんと知らないあなたにこそ聴いてほしい“精神ロック”。その曲も収録されたEP『不器用な私だから』について、かやゆーがいつになくまっすぐな目で語ってくれました - photo by 中野敬久photo by 中野敬久
あなたの中の「ヤングスキニー」はどういう印象だろう?

バズ曲“本当はね、”の軽妙なロック感? 等身大の恋愛を歌った生々しい歌詞? かやゆー(Vo・G)の破天荒なキャラクター?
そんな印象しかないあなたにぜひ、ヤングスキニーが昨年12月にリリースした“精神ロック”を聴いてほしい。


バンドが好きで
音楽が好きで
あいつが好きで
俺は今日ここで歌ってんだ
芯を貫け
ロックだ うるせえ
馬鹿には届かねえ歌を
今日も明日も死ぬまで俺らでかき鳴らしていく

ヤングスキニー “精神ロック”より

歌詞を読んでもらうとわかる通り、“精神ロック”には、ロックバンドとして泥臭く音楽をかき鳴らす、丸腰だけどとことん強いヤングスキニーが刻まれている。

そんな“精神ロック”も収録されたEP『不器用な私だから』が本日3月13日にリリースされた。名バラード“雪月花”に、ヒップホップ曲“ベランダ feat. 戦慄かなの”など、曲の振り幅は多彩だけど、サウンドは全曲これまでになく生々しくヒリついている。
ヤングスキニーがよりリアルな体温を持ったバンドとして進化している──そう確信した今、バンドの心臓に迫るべく、今回はかやゆーにソロインタビューを申し込んだ。

話を聞き進めていけば、「『ロック』という言葉の正解はわからない」とこちらを無自覚に翻弄するような、いびつな正直さが見え隠れしていて、かやゆーの真意は未だ掴み切れない。
でも、ヤングスキニーがロックバンドとして一歩踏み込んで音楽を奏で始め、ライブという空間で目の前の人々に真正面から向き合い始めた、ということがダイレクトに伝わってくるインタビューになったと思う。

いつになくストレートなポートレートとあわせて、発売中のJAPAN5月号をチェックしてほしい。(畑雄介)

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