ザ・ビートルズ『ホワイト・アルバム』シリアル・ナンバー1番は1億円で落札

ザ・ビートルズ『ホワイト・アルバム』シリアル・ナンバー1番は1億円で落札

ザ・ビートルズの『ホワイト・アルバム』は、コピーごとにシリアル・ナンバーが打たれているが、その記念すべき「1番」がこの週末オークションにかけられ、91万ドル(約1億1193万円)で落札された。

俗に『ホワイト・アルバム』と呼ばれる本作は1968年にリリースされた、2枚組のセルフ・タイトル・アルバム。発売されたコピーにはシリアル・ナンバーが打たれていて、最初の4枚はメンバーが所有していると言われていた。今回オークションに出品された「通し番号1番」のアルバムは、リンゴ・スターが所有していた。なお、ナンバー5番は、2008年にオークションに出品、3万ドル弱で落札されている。

今回のオークションはビバリー・ヒルズのJuiens Auctionsによって運営され、売上は、リンゴ・スターとその妻バーバラ・バックが設立したロータス基金に収められるという。

また、同オークションでは、リンゴ・スターがザ・ビートルズの初期に使用していたLudwig Oyster Black Pearl 3-piece Kitドラムも出品され、こちらは175万ドル(約2億1525万ドル)で落札された。

落札したのは、アメリカン・フットボールNFLのチーム、インディアナポリス・コルツのオーナー、Jim Irsay。このドラム・キットは、1963年5月から1964年の2月にかけて200以上のパフォーマンスに帯同し、「Can’t Buy Me Love」「I Want To Hold Your Hand」「She Loves You」「All My Loving」など、初期のレコーディングでも使用されている。

オーナーのJim Irsayはザ・ビートルズ以外にもボブ・ディランやエリック・クラプトン、ジェリー・ガルシアといったミュージシャンのコレクターとして知られていて、ザ・ビートルズの他の3人の使用楽器も所有、今回のリンゴのドラム・キットを落札したことで、「45年経って、ようやくザ・ビートルズがまたいっしょになったよ(ザ・ビートルズが解散したのは1970年)」とコメントしている。
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